2018.1.6 ~ 8 米沢スキー場(山形県)
本番大会に近いゲートセッティングで、カービングターンを中心とした高速系(GS)、技術系(SL)のゲート練習を実施しました。
合宿参加者は業務の都合により正月強化合宿(12/29~1/5)に参加できなかったH選手一人でしたが、合宿開催地となった米沢スキー場は例年になく積雪が豊富で締まったバーンとなり、同選手にとって非常に良い合宿になりました。
2年前に膝靭帯を損傷し復帰に向けて1年半以上のリハビリトレーニングを続けた同選手にとって、今回のカービングターンを中心としたトレーニングメニューは3年前の冬季デフリンピック以来の本格的なゲートトレーニングでした。それでも合宿最終日までには大会感覚を徐々に取り戻すことができたことは大きな収穫でした。
特にカービングターントレーニングは雪面からの強い反発力を受けてしまうため、靭帯に負担がかからないようトレーナーと相談しながら滑走本数を1日に10~15本程度に抑えつつその中で実践能力を取り戻せたことは同選手の復帰トレーニングメニューとして結果的に良かったと思います。
ゲートトレーニング途中、時々ターン切り替えの遅れによりリズムを崩すことがありましたが、リズム感をつかむことだけに集中してトレーニングに取り組んだ結果、合宿最終日には手応えを感じ取ることができました。

本事業は、独立行政法人日本スポーツ振興センターの競技力向上事業助成金を受けて実施しました。