2024年10月26日(土) 帝京平成大学 千葉キャンパス
国立スポーツ科学センターのフィットネスチェックやSAJフィジカル基準等を参考に、選手の体力測定を実施しました。測定では、選手個人の得意な要素や苦手な要素、動作の癖を把握するとともに、春からの体力向上の度合いについても確認しました。
主な測定項目は以下のとおりです。
①身体組成
②柔軟性測定
③バランス測定
④敏捷性測定
⑤パワー測定
⑥持久力測定
⑦脳振盪ベースライン測定
⑧動作評価
また、冬季シーズンに向けたウォーミングアップ方法の確認も行いました。
今回の測定では、選手たちの取り組み姿勢が非常に前向きであることが印象的でした。フィジカルに対する認識が全体として高まっており、選手からフィジカル面に関する質問や相談が増えている様子が見られました。体力測定やトレーナー帯同の取り組みを通じて、確実に意識の向上が図られていると感じています。この意識の高まりを、今後の競技成績へとつなげられるよう努めてまいります。
一方で、体力測定の機会は設けられているものの、夏季期間中のトレーニング指導を継続して行えないことが大きな課題となっています。生活環境や学校環境などの要因もあり、簡単ではありませんが、夏季トレーニングにも積極的に取り組める体制づくりを進めていきたいと考えています。
【成果】
- 選手のフィジカルに対する認識が全体として高まり、積極的に体力測定に取り組む姿勢が見られました。フィジカル面に関する質問や相談が増えたことから、選手のフィジカル意識の向上を確認できました。
- 春からの体力向上の度合いを確認し、選手個々の得意な要素や苦手な要素、動作の癖を把握することができました。これにより、今後のトレーニング計画に具体的な改善点を反映させることができました。
- 冬季シーズンに向けたウォーミングアップ方法の確認を行い、選手がシーズンに向けて適切な準備を進めることができました。これにより、競技パフォーマンスの向上が期待できます。
【改善点】
- 夏季期間中のトレーニング指導を継続して行える体制を整えます。生活環境や学校環境に配慮し、夏季トレーニングにも積極的に取り組めるようにします。
- 夏季期間中のトレーニング環境を改善し、選手が自主的にトレーニングに取り組めるようなサポート体制を構築します。これにより、選手のフィジカル面の向上が期待できます。
- フィジカル面に関する継続的な指導を行い、選手がフィジカル面の重要性を理解し、積極的に取り組む姿勢を維持します。定期的なフィードバックやトレーニング指導を行います。
本事業は、独立行政法人日本スポーツ振興センターの競技力向上事業助成金を受けて実施しました。