2023年10月29日(日) 帝京平成大学 千葉キャンパス

今回、国立スポーツ科学センターのフィットネスチェックやSAJフィジカル基準を参考に、選手の体力測定を実施しました。測定内容は、身体組成、柔軟性、バランスの3つの要素で、選手個々の得意・不得意や動作の癖を確認し、春からの体力向上具合を評価しました。

次世代アスリート候補選手については、体力測定やフィジカル要素の重要性を理解してもらうことが大切です。今回の測定では、選手たちが前向きに取り組んでおり、今後、雪上での課題とフィジカル面の問題を結びつけることで、トレーニングへの意識向上を目指していきたいと考えています。

一方、指定選手については、春からのフィジカルトレーニングの成果が表れ、記録が向上している項目が多く見られました。しかし、パワーや持久力などの面では、まだ聴者のオリンピックレベルには達していない現状もあります。そのため、直近のデフリンピックだけでなく、長期的な視点で選手の強化計画を検討する必要があると感じています。

今後は、冬季に向けたさらなる体力向上を目指し、冬季中の体力維持も視野に入れたトレーニングを指導していきます。また、選手の滑走動作の癖やフィジカルの特徴を踏まえ、個々に合わせたコンディショニング指導を行うことで、パフォーマンスの向上を図っていきます。

本事業は、独立行政法人日本スポーツ振興センターの競技力向上事業助成金を受けて実施しました。