2020年4月17日(金)~4月19日(日) 八千穂高原スキー場(長野県)
① 4/17 緩斜面でのゲート滑走22本、軸を意識したフリー滑走8本
② 4/18 斜度変化に富んだSLゲート滑走15本、フリー滑走5本
③ 4/19 斜度変化に富んだSLゲート滑走15本、フリー滑走4本
前回と同じくナショナルチーム国内強化指定に入る予定の選手と同じゲートバーンで滑走してもらい、タイムの速い同年代選手に近づけれるラインどりや加重ポイントを分析しました。
4月中旬ということもあって気温上昇で雪質が軟化してしまう不安がありましたが、コースコンディションはとても良く、気温もマイナスのままハード斜面という好条件の中で練習することができました。コースは前回合宿と同じように上部の緩斜面と途中からスピードが加速していく下部の中級斜面を上手く組み合わせたゲートセッティングを行い、選手の滑走フォームがどう変化していくかをチェックしました。今シーズン最後の合宿でしたが、どの選手も気持ちを集中して一本一本課題ポイントを意識しながら滑っていくのが分かる滑走トレーニングでした。
自分よりもタイムの速い同年代の選手の滑りを常に意識させることで、来シーズンの目標をより明確にすることができたのではないかと思います。各日とも、5本目以降の滑走ではゲートコースに深い溝ができました。その溝の中に合わせて滑走したほうがいいのか、あるいは直線的な攻めのライン取りで滑走したほうがいいのか難しい判断を迫られる時がありました。そういった意味では、現在の状況では、どちらの滑り方がベストなのか、選手に即座に判断できる判断基準を持たせることができたと思います。
本事業は、独立行政法人日本スポーツ振興センターの競技力向上事業助成金を受けて実施しました。