2023年3月13日(月)~3月17日(金) ノーザンアークスキーリゾート(北海道)

最近の強化トレーニングでは、以下の内容を中心に進めました。

ゲート滑走フォームの動画分析ミーティング
 第27回北海道スキー選手権および第29回全日本スキー選手権スノーボード競技大会でのトップ選手と岡選手の滑りを比較し、タイムを縮めるための方策を話し合いました。以下の5点が有効であることを確認しました:

    1. 切り替え開始を早くする(ターンピーク後、迅速に切り替えを開始)
    2. クロスオーバーへの恐怖心を取り除く(ブランコ漕ぎで最高地点に到達したイメージ)
    3. 切り替え時間を極力短くする(クロスオーバー時に両足で後方向に蹴り、上体を前に倒す)
    4. 切り替え時に必ず中間姿勢に戻す(上体が進行方向に向き、ボードの真上にパワーラインがある姿勢)
    5. フォールラインに向けて落差を大きく取る舵取りを意識する

 ショートポールとブラシタイプのマーカーを使用して、この5点を強く意識したゲート練習を実施しました。その結果、第9回強化合宿(北見)でのゲートタイムに比べ、約20%のタイム短縮を達成しました。非常に成果の多い合宿となりました。

岡選手のR4年度振り返りとR5年度目標設定
 岡選手とR4年度の強化事業を振り返り、R5年度の目標を設定しました。目標は「デフリンピックで入賞を目指す」とし、健聴者トップ選手と同じタイムを出せるようにすることです。そのために、トップ選手と同じトレーニングメニューを実施することを決定しました。

津賀トレーナーによるオンラインフィジカルトレーニング
 津賀トレーナーによるオンラインフィジカルトレーニングも実施しました。これにより、選手の体力とバランス力をさらに強化し、競技力の向上を図ります。

これらの取り組みにより、岡選手の成績向上が期待されます。引き続き、トレーニングに力を入れ、目標達成に向けて努力していきます。

本事業は、独立行政法人日本スポーツ振興センターの競技力向上事業助成金を受けて実施しました。