2022年12月3日(土)~12月17日(土) スノーパークイエティ(静岡県)

12月3日

12月3日のトレーニングでは、アルペンスノーボードに慣れることとスピードコントロールを主な目標にしました。しかし、オープンしているスキー場が少なく、人混みや前日の積雪で荒れたバーン状況のため、トレーニングは困難を伴いました。そのため、前回の合宿と同様にスライドを多用し、スピードコントロールを意識した練習を行いました。初めは前に人がいるとすぐに止まってしまうことが多かったですが、練習の終わりには人をよけながら滑れるようになりました。今後は、スライドしやすい前足重心のポジションから、徐々にカービングしやすい後ろ足重心のポジションを習得していきたいと考えています。

12月12日

12月12日のトレーニングでは、岡選手の切り替え時に手を挙げる癖を直すことを目的に、パンツの脇を持って滑る練習を行いました。具体的には、左手、右手、両手でパンツの脇を持って滑る練習を各3本ずつ行いました。ナイターで比較的空いており、雪も硬かったため、良い練習ができました。岡選手の万歳のように手を挙げて切り替える動作を軽減することができ、動きを制限して1~2カ所に集中させることで、習得が早く進む傾向が見られました。今後は、斜度変化やスピード変化に対応できる滑走フォームとターン弧の調整能力をさらに磨いていきたいです。

12月17日

12月17日のトレーニングでは、スキーポールを横に持って肩と雪面の平行を意識して滑る練習と、トゥサイドで前足の膝の横をタッチし、ヒールサイドで後ろ足の膝をタッチしてリーンアウトを意識する練習を行いました。リーンアウトを意識することでエッジグリップが向上し、ズレが減少しました。その結果、滑走スピードが上がり、安定感も増してきたように感じます。考えながら滑るようになり、肉体的な疲労よりも精神的な疲労を表すようになったため、適切な休憩タイミングを見計らう必要があると感じました。緩斜面では滑走がかなりスムーズになってきたため、次は斜度やスピードを上げていくことを目標にしています。

本事業は、独立行政法人日本スポーツ振興センターの競技力向上事業助成金を受けて実施しました。