2023年5月4日(木)~5月6日(土) SKI & FIT、トレイルアドベンチャー(神奈川県)
今回は、シーズンオフのトレーニングにマウンテンバイクとスカイテックシミュレーターを取り入れたトレーニングを行いました。
まず、マウンテンバイクを利用した持久系トレーニングでは、心拍数を150~170に保ちながら、専用コースでの周回を行いました。上り下りがあるコースを走ることで、スノーボードの滑走中に重要なバランス感覚を鍛えつつ、有酸素運動としての効果も得られました。特に、バンクをスムーズにクリアする練習は、スノーボードでのラインどりにも役立つことがわかりました。今後もこのトレーニングを継続していく予定です。
次に、スカイテックを利用した滑り方フォームの組み立て指導を行いました。ウォーミングアップターンから始め、選手それぞれに対して個別の指導を行いました。特に、フォームの崩れを防ぐために腰に手を置いてターンする練習を重点的に指導しました。
選手別の指導では、まず舛田選手に対しては、ボードをパワーで回そうとする癖があるため、力加減を抑えるよう指導しました。また、肩のラインが内倒する癖を修正するため、肩を水平に保つことを意識させました。岡選手については、バックサイドで足が張りすぎることを指摘し、柔軟な動きを意識させました。和田選手には、身体のひねりによるパワー伝達の弱さを改善するため、ビンディングの方向に腰を向ける練習を繰り返しました。
今後は、スカイテックレッスンを合宿期間外にも取り入れ、選手のスケジュールに合わせた合宿レッスンを調整しながら、効率的なトレーニングを進めていきたいと思います。
本事業は、独立行政法人日本スポーツ振興センターの競技力向上事業助成金を受けて実施しました。