2025年1月24日(金)~1月29日(水) だいせんホワイトリゾート
今年の西日本SAJスノーボード選手権大会のGS競技は、3月に開催される世界ジュニア選手権の選考会を兼ねて実施されました。このため、初日のGS競技にはSAJジュニア強化選手のほとんどが出場し、特にU20カテゴリーでは非常にハイレベルな戦いとなりました。
和田選手は中高生クラスで2位、さらに全年齢対象でも2位と健闘しました。しかし、世界ジュニア選手権の出場枠は各カテゴリー1名のみであったため、惜しくもデフ選手として史上初となる世界ジュニア選手権出場は叶いませんでした。
【成果】
- 和田選手は中高生クラスおよび全年齢対象で健聴者選手に交じって2位を獲得、伊藤選手はオープンクラスで初めて表彰台に上がりました。舛田選手も男子一般クラスで6位に入賞するなど、チーム選手全員が良い成績を収めることができました。
- 各選手が高い成績を収めたことで、チームとして自信を深めることができました。特に、舛田選手は今回の6位入賞により、今後の競技活動へのモチベーションがさらに高まったと感じています。
- 来シーズンから西日本SAJスノーボード選手権大会がFISレースなど国際大会の選考会へと発展する可能性があるため、デフチームとしても引き続き積極的に参戦する必要があります。
【改善点】
- 和田選手が世界ジュニア選手権の出場権を獲得できるよう、チームとして戦略を立てる必要があります。
- 伊藤選手の限界スピードを向上させるため、ゲートトレーニングだけでなく、様々なコースでフリーラントレーニングに取り組んでもらい、多様な雪質や斜度・地形でも限界スピードが出せるようにしていきます。
- 来シーズンの同大会で各選手が高い成績を収めることができるよう、継続的なサポートを行います。特に、トレーニング環境の整備やフィジカル強化のためのサポート体制を強化します。
本事業は、独立行政法人日本スポーツ振興センターの競技力向上事業助成金を受けて実施しました。