2025年1月10日(金)~1月19日(日) 菅平高原スノーリゾート/黒姫高原 スノーパーク

2025年1月10~16日 菅平での事前練習

菅平高原スキー場のゲートバーンを利用し、黒姫での大会に向けた調整を兼ねたゲート練習を行いました。コンディションの良い雪上において、それぞれの選手が自身の課題に取り組みました。

和田選手は、ボードコントロールが安定し、急斜面でも落ち着いた滑りができていました。

伊藤選手は、フリースタイル用のボードながらも、ゲート内での動きやライン取りがかなり良くなってきています。ただし、体感的な限界スピードはまだ低いと感じられるため、ゲートトレーニングだけでなく、スキー場内の様々なコースでフリーランを行い、多様な雪質や斜度・地形においても速度を重視した滑りができるよう、引き続きフリーランにも積極的に取り組んでもらいたいと考えています。

舛田選手は、夏季のフィジカルトレーニングの成果が現れ、ボードを素早く動かしながらのターンがスムーズになっていました。

2025年1月17~19日 黒姫大会

和田選手は、1日目の競技で転倒してしまいました。本人は転倒を悔しがっていましたが、その経験を糧に自身の課題を明確にし、2日目の大会ではしっかりとその課題をクリアすることができました。

 

各選手とも、今回の経験を通じて自身の課題を明確にし、それを次につなげようとする意識が高まっています。今後のトレーニングや大会においても、今回得た気づきを活かし、更なる成長を目指して取り組んでいきたいと考えています。

【成果】

  1. 和田選手は急斜面でも安定したボードコントロールを発揮し、落ち着いた滑りができました。これにより、更なる技術力を向上させることができました。
  2. 伊藤選手はフリースタイル用のボードながらも、ゲート内での動きやライン取りが良くなり、技術的な成長が見られました。特に限界スピードの向上を目指してフリーランにも積極的に取り組めるようになりました。
  3. 舛田選手は夏季のフィジカルトレーニングの成果が現れ、ターンの切り替えが速くなったことで転倒回数を減少することができました。

【改善点】

  1. 伊藤選手の限界スピードを向上させるために、ゲートトレーニングだけでなく様々なコースを使ってフリーランを行うことで、多様な雪質や斜度・地形でスピードを出せるようにします。
  2. 和田選手は転倒経験を活かして自身の課題を明確にして次の大会で課題をクリアしました。今後もこのような失敗経験を活かすことで、さらなる技術向上を目指していきます。
  3. 舛田選手は今回の大会で「身体を雪面に近づける」と「次のゲートへ前の手を動かす切り返し動作」を意識しました。次回は、これらの意識的な動作を無意識に自動化するためのトレーニングを行い、さらなる競技パフォーマンスの向上を目指していきます。

本事業は、独立行政法人日本スポーツ振興センターの競技力向上事業助成金を受けて実施しました。