2023年2月16日(木)~2月19日(日) 菅平高原スノーリゾート(長野県)

今回の合宿では、舛田選手と岡選手に対してゲート練習を中心としたトレーニングを行いました。特に舛田選手は新しいGSボードに慣れることを目標に、パラレル競技への対応も視野に入れて練習に取り組みました。広島からの遠方移動があったにもかかわらず、雪上練習にしっかりと集中し、成果を上げていました。新しいボードにより、ポジションや安定感が向上したことで、よりスムーズな滑りが可能となりました。ゲート練習においても、1ターンごとに板を走らせる動作が少しずつ身についてきたものの、集中力が切れると忘れてしまうことが課題となりました。次回の練習では、同じ動きを繰り返し練習し、自分でリズムを作り出せるようになることを目指していただきたいと思います。

岡選手については、GSゲートの滑走に対して指導を行いました。SLに比べてGSには苦手意識がありましたが、切り替えのタイミングやゲートに対して板を踏む位置、切り替え動作のイメージを伝えることで、失敗の少ないライン取りができるようになりました。上からエッジングをして踏み込むイメージがつかめたことで、ゲート内でのターンの質が向上しましたが、今後の課題としては、さらに実戦的なライン取りを目指す必要があります。現在の練習では、この日のイメージを基礎にして取り組んでいただき、ゲート内でのターンの質を高めることに集中していただきたいです。

今回の合宿を通じて、SLとGS両種目におけるゲート練習が重要な課題となりました。引き続き、ゲート→フリーラン→ゲートという流れで練習を繰り返し、選手たちの技術向上を目指していきます。特に舛田選手には、ゲートの中で板を送り出す動きを意識し、自らリズムを作り出せるようにしてもらいたいと考えています。また、岡選手にはゲートに対するライン取りをさらに改善し、実戦での減速要素を取り除くトレーニングに取り組んでいただきます。これからのトレーニングが、両選手にとってより実り多いものとなることを期待しています。

本事業は、独立行政法人日本スポーツ振興センターの競技力向上事業助成金を受けて実施しました。