2021年5月1日(土)~5月8日(土) 中山峠スキー場(北海道)

 2020/2021シーズンの総仕上げとして2回目の中山峠スキー場合宿を行い、コーチに2020/2021シーズンの雪上トレーニング成果を見て頂き、選手自身に来シーズンに向けた目標設定を行いました。

 5/3に、今シーズン最後の草レース大会(パープルレース)に出場しましたが、タイムは想定した通りでした。

 レース後にコーチから指摘されたこととシーズンを通していろいろなコーチから指摘があった点を次のように時系列に整理し、ミーティングを通して来年度に向けての課題抽出を行いました。

 1.体軸(体の重心線=パワー軸)が安定していない
 2.結果としてボード板の中心と体軸が一致しなくなる
 3.雪面から受ける抵抗を体軸で受け止めることができない
 4.その結果、ボード板をたわませることができない
 5.その結果、ボード板のサイドカーブを活かした旋回ができない
 5.旋回するために後足でボード板をずらざるを得なくなり、ドリフト走行になる
 6.その結果、雪面にブレーキをかけながら滑っていく形になり、スピードが出なくなる

 体軸づくりがボード板にどのような影響を与えるかを気づかせる練習方法として、ボード板の中心に体の重心を残しつつ体軸を真っすぐに伸ばしたまま左右に傾ける振り子動作のような回転練習をフリーラントレーニングの中で繰り返し実施し、その様子をビデオ動画で記録し本人にフィードバックしました。その結果、本人は重心移動を含む体の使い方がどのようにボード板に影響するかが理解できたと思います。

本事業は、独立行政法人日本スポーツ振興センターの競技力向上事業助成金を受けて実施しました。